明日から9月が終わり、とうとう10月に入ります。
いよいよ各産地からの新米も出揃ってきました。
毎日、産地から送られてくる玄米の食べ比べに没頭する毎日です
話しは変わりますが、この時期になると、お客さんから「新米の水加減」について、よく質問されます。
新米は23年度産と比べて、水加減は少な目にしたほうが良いのかどうかという質問です。
結論からいうと、当店のお米に関しては、水加減はほとんど変える必要はありません。
理由は2つあります。
一つ目は、ひと昔前の天日干しなどの自然乾燥では、水分調整が難しく、同じ新米でも水分量に大きな差がある場合がありました。ただ今のお米は刈り入れ時に自然乾燥ではなく機械乾燥を行っているところがほとんどで、昔と比べて新米の水分量が一定で安定しているということ。
二つ目は、当店に入荷したお米は、すぐに玄米低温貯蔵庫に入れられ、温度・湿度が適切に管理されているので、一年間を通して玄米の水分量が大きく変化することはありません。
もちろん、2つ目に関しては低温貯蔵庫に入れても多少の水分量の変化はありますが、さほど気にする必要はないと思います。
ただいつもの水加減でべちゃつき感を感じる方は、若干水加減を減らすのも良いでしょう。
新米が入ってくるこの時期に、色々水加減などを工夫することで、自分にあったお米の炊き方を検討してみるのも面白いかもしれません。
毎日食べるお米だからこそ、美味しい食べ方を追求したいものです